厚生労働省の内職のしおりから現状を読み解く
厚生労働省のパンフレットから今の内職を読み解く
内容は
Ⅰ 家内労働法のあらまし
Ⅱ 家内労働に関する施策の概要
Ⅲ 家内労働の現状
Ⅳ 家内労働者の労働条件の現状…
その中で特に気になったのが、Ⅲの家内労働者の現状です。
まず、内職をしている人の約90パーセントが女性です。 そりゃまあそうですよね
つぎに、業種別でみると、衣服の縫製、ニットの編立てなどの「繊維工業」が 3 万 8,860 人
(30.2%)と最も多く、次いで玩具、人形、造花、漆器などの「その他(雑貨等)」が 2 万 6,651 人(20.7%)、
自動車用部品カプラー差し・チューブ通しなどの「電気機械器具製造業」が 1 万 5,924 人(12.4%)、となっており、これら3業種で全体の約6割を占めています。
やっぱり内職を探す時は、繊維系の業種を探した方が見つかりやすいのかもしれませんね。
都道府県別にみると、愛知県が1万924人と最も多く、次いで静岡県が9,334人、東京都が6,868人となっており、家内労働者数が1万人を超えているのは愛知県のみとなっています。
愛知県がトップ!! 内職をいろいろさがしているとあんまり愛知県の内職は見つからないのに意外です。
構成比をみると、第 1 図の通り、「60 ~ 70 歳未満」が最も多く31.8%、次いで「50 ~ 60 歳未満」が 18.6%、「40 ~ 50 歳未満」が 18.2%と、これら 3 つの階級で全体の約 7 割を占めています。
もっと若くて子育て世代のお母さんが中心かと思っていました。バイトがなかなかできなくなってきた人が内職をするケースが多いのかなと思いました。
家内労働者の平均就業時間数は、1 日 5.4 時間であり、平均就業日数は、1 か月 18.5 日となっています。
一日5時間の月18日 もうほとんどフルタイムの仕事と変わらないぐらいですね。
家内労働者の 1 時間当たりの平均工賃額(必要経費を除く。)は 500 円で、これを男女別にみると、男性が 714 円、女性が 478 円となっています。 これを類型別にみると、専業が 769 円、内職が 480 円、副業が 673 円となっています。 また、これを業種別にみると「印刷・同関連」が 707 円と最も高く、次いで「金属製品」が693 円、「窯業・土石製品」が 623 円となっているのに対し、「紙・紙加工品」は 371 円と最も低く、次いで「木材・木製品、家具・装備品」が380円、「電気機械器具」が419円となっています。 次に、1 か月当たりの平均工賃額(必要経費を除く。)は 4 万 2,726 円で、これを男女別にみると、男性が 8 万 4,030 円、女性が 3 万 8,369 円となっています。
思ったより時給が高めですね。ただこれは、専門に働いているプロの給料が入っているためで、一般的な内職で考えた時もらえる額はもっともっと少ないです。
この厚生労働省のしおりはデータも多く実情を知るにはうってつけのものでした、ぜひ一度目を通してみるとよいかもしれません。